教える事と教わる事と

本日はヨガと身体操法の日。



午前中は海老名市文化会館で御縁のあったErikoさんの陰ヨガに参加させて頂く。



陰ヨガは以前に一度だけ江の島のヨガクラスで受けたことがあるが、その時の先生に「今まで来た男の人の中で一番身体が柔らかいかもね。」なんてお世辞を言って頂いたことを思い出す。内容も緩やかに静かに動いていく感じだったので、江の島のサンセットとも重なり、とても充実した内容だったので印象深い。それから陰ヨガはやりたかったけれど、まさかこんな近くでやられている方がいるなんて驚いた。



さて、そんな待ち望んでいたErikoさんの陰ヨガはやはり充実していて満ち溢れるものがあった。場所が大山が見えるところなので、そのせいもあってか何か大きな力で包まれているような気分になった。一つの動きにフォーカスして行って、中の状態を観ていく。左右のバランスの差やウィークポイント、癖など、じっくりそのアサナと向き合わなければ見えてこないものが見えてきた気がする。まだまだ中から動けてないなぁと実感させられるクラスでした。最後は寝てしまいそうになるくらい心地よかったです。充実した時間をありがとうございました。クラスが終わった後、何人かの方に武道の先生ですか、ヨガの先生ですか、と声をかけて頂きました。



その後は少し時間を挟んで、自分のヨガを行う。

今回は結果として色々やった。

呼吸を少し掘り下げたり、左右のバランスに着目したり、肚と足を使って起き上がったり、それで怖いと言われたり(笑)、魚、カエル、トカゲ、肚の鍛練と、こう書いてみてもいったい何をやっているのか、本当にヨガなのかと思われてしまう(笑)。色々やるにもそれなりに理由はあります。様々な動きを通じて、普段眠っている脳の新しい回路を作る事、動きと意識と呼吸を統一させて最高の状態で動いて行くようにする事。まだまだありますが続きは講習で。ユニークなヨガですが、楽しんで頂けているようです。

しっかりくつろぎも忘れずに。



その後は身体操法。

動きの中での相手と折り合う、釣り合う感覚の稽古。

力や力みに頼らず、接点を柔らかく保ち、相手との釣り合いを見つけていく。見た目は地味だけど、中の感覚なのでそういった感覚が育ってくると面白い。接点の部分を増やしたり、杖を使って物を介しての稽古をしたりして状況設定を変えるとまた難易度が変わってくる。黙々とやっている姿が印象的でした。やはりどうにも上腕から三角筋にかけての部分が「俺だ俺だ!」と主張してくる。この主張をいかにうまく丸めて皆が強調して動けていくか。頭で分かっていても身体がいう事を聞かない。だから稽古は面白いんですがね。



今日はヨガでも身体操法でも、生徒さんに教わる事が多かった。それはこうではどうですか?これはこういった稽古にもなりますね?そうか!!と納得させられる事が多かった。こういった場を通じて、皆が楽しく真剣に高めあっていけたらいいと思う。



本日も充実した日でした。

ありがとうございました。