井上 欣也
身体探究者/松聲館技法研究員
生まれも育ちも神奈川県。
幼少より武術に興味を持つものの、集団行動が苦手だった為に武道系の会に参加する事も出来なかった。2007年に武術研究家甲野善紀先生の講習会へ行き衝撃を受ける。以降、甲野先生の武術、身体技法、身体の使い方を学び、身体の奥深さ、不思議さ、面白さを知る。武術稽古や身体の使い方の研究をしながら、甲野先生の講座のアシスタント等も務めさせて頂く。
さらに身体探究についての見聞を広げるために指圧、ヨガなど東洋の身体観、思想にも学び研究している。リラクゼーションサロンの勤務経験から、接触の技法や相手との関係性は自身にとってテーマの一つ。ヨガは身体の不調が改善したのをキッカケに学び始める。日本のヨガの整体法、修正法、強化法等も学ぶ。
自身が感じた身体を使う事の新鮮な喜びや、身体を通しての学びをお伝えしたいと思い、古武術を基にした身体操法とヨガの指導を開始。学びと経験を活かした身体の使い方を伝え、提案をしている。
【主な活動履歴/経歴】
2009年 卓球スクール夢想塾さんのもとで、スポーツに応用した武術的な身体操法の指導を開始
2014年 ヨガ指導開始
2015年7月 剣術家、金山孝之氏主催「GM happy コラボレーション」ヨガ講師として参加
2016年4月 甲野善紀先生より、「松聲館技法研究員」の名称を頂く
2016年6月 ときわ台稽古会「武術を活かす」開始
2016年10月 第2回えびなヨガビュッフェ 講師として参加
2016年10月 イオンカルチャークラブ海老名店にて「古武術の智恵で健康な身体づくり」講師。(その後、講座終了)
2017年6月 立川、国立にて「古武術で遊ぶ会」開催
2018年1月 本厚木に武術とヨガを通じた身体探求の場、雲山稽古場を開設
2018年3月 ヨガスタジオ「癒樹」にて身体操作ヨガのクラスを担当
2018年3月 本厚木にて杖を使った講習会「杖術で身体感覚を拓く」を開始
2018年7月 川崎市の小学校にて「ワクワク身体あそび」、身体の使い方を指導
2018年10月 三鷹にて、高齢者を中心とした方向けの身体の使い方を指導
2018年11月 本厚木ヨガ教室「ラムジュラー」にて古武術の身体の使い方を指導
2019年1月 神奈川県厚木市内にて「出張杖術」開始
2019年2月 侍・忍者道場神田すずらん館認定講師 身体術教室担当
2019年3月 東京都町田市にて「畑で古武術」開催
2019年3月 神奈川県伊勢原市にて山のオーガニックマーケット「古武術カラダ遊び」出店
2019年5月 東京都町田市にてヨガのボランティア
2019年5月 東京都町田市にて「出張ヨガ・身体操法」開始
〜2020年〜
12月 横浜古武術ラボ稽古会開始
〜2021年〜
5月 らせん流®金城みどりさんとのコラボワークショップ開催
6月 本厚木木もれ陽サロンにて古武術ワークショップ開催
〜2022年〜
6月 葉山稽古会開始
7月 京都にて身体の使い方ワークショップを開催
山歩きワークショップ開催
9月 鎌倉にて身体の使い方ワークショップ開催
愛川町の古民家にて「身体と心のお稽古会」開始
〜2023年〜
2月 神奈川県宮ケ瀬にある「ミヤガセ食堂」にてヨガと食事のコラボワークショップを開催
4月 箱根旧街道を歩く
5月 セラピスト向けの「触れる」講習会開催。
8月~鎌倉円覚寺にて身体の使い方を指導
9月 二宮町にてらせん流とコラボワークショップ開催。
10月 立命館大学にてゲストスピーカーとして講義。内容は身体に関する講義と実践。
〜2024年〜
1月 鎌倉稽古会開始
10月 立命館大学にてゲストスピーカーとして講義。内容は身体に関する講義と実践。
《ゲスト講師》
剣術家/金山孝之氏企画・主催 「GM happyコラボレーション 」ゲスト講師として参加。
剣術とヨガのコラボレーション、ヨガ指導。
2023年、2024年 立命館大学ゲストスピーカーとして講義を行う。
《DVD出演》
「甲野善紀 技と術理2013」 〜「 〃 2019」に受けとして出演。
【甲野善紀先生からの推薦文】
井上欣也氏を推薦します
井上欣也氏と初めて出会ったのは2007年の秋、自由が丘の読売文化センターの
講座であった。初対面の時から明るい感じの好印象があり、「ああ、こういう若
者は人に好かれるだろうな」と思った記憶がある。ただ、そうした明るい感じの
人物は、武術のような世界の探究心はそれほど強くないというのが、私がそれま
での経験で得た実感だったから、この人物が、まさか後々ずっと私の稽古研究に
とっても得難い相手の一人になるとは全く想像していなかった。
ところが、この当初の私の予想に反し、井上氏は武術の研究にのめり込んで来
て、当初は簡単に崩れていたのが次第に崩されにくくなってきて、その技の研究
は大いに進展してきた。特に私の手を掴む「掴み技」に関しては、私が「井上持
ち」という名前をつけたほど崩されにくい持ち方を創案。いつしか私にとって貴
重な稽古相手となっていた。そのため、私が月二回メールマガジン『風の先・風
の跡』を出している「夜間飛行」からの依頼で、2013年から毎年一回出している
DVD「甲野善紀技と術理」シリーズに「受け」として欠かさず出演をしてもらっ
ている。
そうしたわけで、井上氏の技と探究心、そして人柄は、この9年間見ていて、
私も本当に信頼出来る感じがする。井上氏もせっかくここまで研究を深めてきた
ので、もし機会があれば、この武術によって開発された体の使い方を、これを求
める人に指導するよう勧め、この私の勧めにより介護やスポーツ等への指導を始
められているようだが、なかなか好評のようである。教えるということは、自分
自身にとっても大きな学びになる。今後ますますの活躍を願って、最近「松聲館
技法研究員」に任命した。「松聲館技法研究員」とは、私の道場、松聲館は、す
でに2003年に会も解散し、私も単独で活動しているのだが、私の武術に強く関心
を持って研究協力を惜しまず、そして現に私の武術研究に寄与している人に、私
から贈っているもので、現在まだその数は10人といない。
今後、井上氏の元から今までの体育やスポーツ等では得られなかった体の使い
方を身に付け、活躍する人たちが生まれれば、それが井上氏の指導力の証しとな
る事だろう。そうした人たちが育つことを祈って推薦の辞としたい。
松聲館主 甲野善紀