身体を丹念に動かす会

身体を丹念に動かす会
〜前提としての身体を育む〜

今年から長年温めていた企画を少しずつ
やって行きたいと思います。

◾️そもそもの身体=前提としての身体

今までお会いしてきた方の中で、一般の方はもちろん、スポーツや身体に関する専門的なお仕事をされている方の怪我や痛みを聞く事がありました。怪我の原因は一部分に負荷がかかり過ぎるような身体の使い方であったり、普段の癖であったり様々です。そうなると、身体を動かすのが億劫になってしまったり、身体を嫌忌の対象としてしまう事もあります。怪我や不調が今の動きの延長線上からきているから仕方がない、ではなくもっとよく丁寧に観察してみたり観点を変えてみる必要性があると強く感じました。根本から変えていく。

「前提としての身体」を育むとは、そもそも身体はどんなふうに動くのか、どんな特性があるのか、どんな感覚で動いているのかなどを捉え直す事だと考えています。
そういった部分を丁寧に観察してみる事で、今までの動きの問題点や違和感に気付けるようになってきます。つまり、感覚を育んでいく事です。

◾️丹念に動かす

身体というのは瞬間的に変わる側面と、地道に育む側面の一見矛盾した二面性を持っています。普段の武術的身体を育む稽古では、どちらかというと瞬間的に変わる側面がフォーカスされやすいです。しかし、瞬間的に変わるものは瞬間的に戻ってしまうのもまた事実ですので、こちらも結局は普段の意識や感覚の向け方が大切になってきます。今回は後者である地道に育む側面の方にフォーカスを当てて、身体を丹念に動かす事を試みていきます。丹念に動かす事で、さまざまな場面でも汎用性が高い「前提としての身体」が育まれます。

◾️二つのポイント
この会では、特に二つのポイントに着目します。

一、身体を嫌忌から好奇の対象へ

二、身体の事を知り、感覚を育て、依存から自立の身体を育む

一については、身体というのは一般的には〇〇しなければ健康に悪いなどと受け身の方向で捉えられる事が多いような気がします。そういった嫌忌から派生するのではなく、こうしたら動きが変わって面白いな、この辺りの固まりの因果関係はこうなのかなと好奇から派生して身体を観ていくと、身体との関係性が一変します。

二については、身体の漠然とした不調や力み、硬さなどが出た場合、すぐに周りに頼る依存ではなく、極力自身で身体と対話をしながら調整ができる自立の身体を育む事です。
それには、身体を知り、違和感を感じ取り、感覚を育んでいく事が重要だと感じています。
つまり、日常でも出来る限り自分でケアや調整を行えるようになり、感覚を育む事で身体との関係性を見直す、というのが目的です。

◾️主な内容
〜前半〜
股関節や背骨、肩甲骨などの可動域を広げ余計な緊張を取ります。ここでは、ヨガの動きをベースにして一人一人の身体の個性を丁寧に観ていきます。静的なアプローチです。

〜後半〜
動物的な動きや壁を使って力の流れや伝わり方を丁寧に観ます。前半を受けられた方が感覚の変化が分かりやすいです。こちらは動的なアプローチです。どちらかの単発参加も可能です。

◾️詳細

◻︎日時:2/26(月) 
前半:10:10-11:20
後半:11:30-12:40

◻︎場所:海老名市文化会館251和室
※場所は借りているだけですので、
問い合わせはしないで下さい。

◻︎参加費
前半:3000円
後半:3000円
連続参加:5000円
※参加費は今後変動する可能性がありますので、気になる方はこの機会の参加をお勧めします。

◻︎定員:4名
※お一人お一人の身体の感覚を丁寧に観て行きますので、今のところ定員は4名となります。次回以降変わる可能性があります。

◻︎お申し込み
DMまたは、tabisurukarada@gmail.com まで。