静寂
先週のハピコラの前に瞑想をしていて、それなりに気付きがあった。
意識がかなりクリアになって(今はその時よりも普通に戻ってますが)、考え方や感じ方の質が変わった。
何というか、より冷静に内を観れるようになった感じ(あくまでも以前の自分と比べてですが)。それもあり、ハピコラも瞑想を入れようと思ったわけです。まだ数える程しかやっていませんが、ハピコラに来ていただいている常連さんはもう1年経つわけですしそろそろかなと。
さて、今までは心の状態があって感情が起こると心もその感情に囚われている感覚だった。武術で言うと居着きですね。それが今の感覚だと、感情が起こって心がその感情へ向かっているんだけど、それを冷静に見つめている感覚がある。もしくは心がその感情をただ眺めている感覚。もちろん喜怒哀楽は起こるんだけど、どこか冷静。どこが客観的に観ている自分がいる。面白い感覚です。でもこれって実は、武術稽古してかなり集中状態に入った時によく起きている状態です。
例えていうならスノードーム。あのガラスで覆われたドームの中に水がいっぱいに入っていて、それを振ると雪が舞い散る。あの舞ってる状態が普段の心の状態でしょうか。色んな所に雪が舞い散っていて落ち着かない(笑)。それが瞑想をしていくと、その雪がしんしんと地面に落ちていき静まった状態になる。雪が降った日の夜とかは普段より特に静寂に満ちていますね。そんな感じで心の状態も静寂に満ちていきます。これはハピコラの時に金山孝之さんも仰っていました。
今まではそこの段階を行ったり来たりという感じで情緒不安定(笑)でしたが、その段階を上がれたという実感があります。それと共に、改めて集中についてと瞑想について考えるきっかけになりました。
武術稽古の質も変化した事をハッキリ実感した(これもあくまでも自分比です)。
ぶわーっと舞っていた感覚が、一点に集中しているんだけれども、それとは別に意識する所は意識する所で技の検証であったり、感覚の検証ができる。その集中はやっぱり肚。今の感覚ではここに集中をおいて稽古していくと、本当に力みが抜けてくる。昔からそうやって稽古していたんでしょうが、質が違う。これは本当にヨガをやって瞑想をしてよかったなと思える瞬間だった。杖や剣、体の使い方も一新したよう。
最近は本も何冊か読みふけっていて、自分の中で色々と合点した。
力みも以前より抜けてきて、感覚で遊べる幅が増えてきて楽しくなってきた。
ちょっとした遊び稽古を考えて稽古会とかでやっていきたいなぁ。
やっぱり稽古は面白い。
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