今回2度目となった小学校への出前授業(寺子屋教室)。
前回おかげさまで好評となり、今年もお呼び頂きました。
前回は2部制でしたが(1時間を2回)、今回は2時間の授業だったので正直子供達の集中力が持つかなと心配していました。
大人でも2時間集中しているのは大変です。
しかも、講師側からすると「あっ、集中できてないな、つまらなそうだな」というのは一見しただけで分かります。
昔、教室の1番後ろの端っこの席でコソコソ何かやっていて「ここの席だからバレないな」なんて思っていたら大間違い。教壇に立って見渡すと、ハッキリ後ろまで何をやっているか見えてます。これは大人になって教壇の前に立つ機会があったから分かりました。あ、余談でした。
この心配も実は半分で、もう半分は自分が楽しんでやっている事を楽しんで伝えれば子供達も楽しんでやってくれるに違いないという確信がありました。心配しながらの確信。一見矛盾した感覚を素直に感じられるようになってきた気がします。
会場に到着し、授業が始まりました。
去年参加してくれた子たちの顔もあり嬉しかったです。
身体の使い方や、使い方を応用した武術の動き、今回は少しゲーム的な要素も取り入れました。
立ったり座ったりの動きから始まり、その動きが無理のない動作かをペアで確認してもらいました。そしてすぐには伝えずに、皆さんで考えて貰う時間も作りました。
「この動きはどの辺を使っていると思う?」
「えーと、背中を使えば良いんじゃない!?」
「いい感じだねー!じゃあ背中を使うようにやってみて!」
「最初より楽に動ける!」
こんな風に考えてもらい、実践させて、確かめさせる。そうすると学びも深くなるのではないかなと思います。
自分で考えてやってみたことは、教わってその通りできた事よりも記憶に残っていたりします。特に身体を使って考える身体記憶(と呼んでいます)は深く根付くものです。
1時間くらいしてきて「疲れたー」の声が出ました。
この「疲れたー」は飽きてきたから来る「疲れたー」ではなく、体を使った事による「疲れたー」だと思います。
そこで、子供達に「普段、外で遊んでる?」と聞くと「遊んでなーい」と答えが多く返ってきました。今は遊ぶ場所も限られてきて、存分に遊べない環境にもなってきているのかな。
そんな中で身体に興味を持ってもらい、こんなに身体って楽しいし不思議だし面白いよというのが少しでも伝わっていればこんなに嬉しいことはありません。
親子での触れ合いや研究している様子も微笑ましかったです。
最後にやった雑巾渡しはかなり盛り上がりました!足指で雑巾を掴んで隣の人が足指で受け取るというもの。保護者の方々も童心にかえった様に楽しんでいました。
カラダ、ココロ、楽しむ、育む、が旅する身体の大事にしている部分ですので、今回の出前授業も楽しみながら身体や心を育んで行けたのではないかなと思っています。
授業が終わって、「第2弾も好評でした。」とファシリテーターの方から声を掛けて頂いていたら子供達が「シーズン3はないのー?」と早くもラブコールを頂戴しました。でもシーズン3ってアメリカのドラマか!と内心突っ込んでいました笑。
またご縁があれば、やらせて頂きます!
お世話してくださっているMさん、ファシリテーターの皆さん、保護者の方、そして子供達、楽しい時間をありがとうございました!
0コメント