7月3日
この日は企業のリクリエーション倶楽部のイベントで身体の使い方をお伝えさせて頂きました。
約20名程の参加者に、日常動作を少し変えるだけで体の構造が強くなったり、手を挙げる道筋を変えると肩が詰まらなかったりする事から始まり、様々な身体に関する実演と解説をしました。
イベントの中で面白かったのは参加者の方々の反応です。おぉ〜と驚くような反応の時もあれば、??とよく分からない反応、動きを変えてみたけどあんまり変化を感じなかったり、自分で動いてみると、えっ!?何で!?とやった本人が1番びっくりしていたり。
皆さんとても素直に反応して下さり、嬉しかったです。
私自身、空気を読んで良い反応をされると困ってしまいます。違いを感じなかったら感じないと言って頂けると有り難いです。
そもそも人の身体、感覚は先天的、後天的なもの、育った場所や人間関係と言った環境、ライフスタイル、教育などなど様々なものが複雑に入り組み、絡み合っているものです。
共通する認識や価値観はありますが、感覚は微細になればなるほど共感を生みにくくなります。共感が生まれないからと言って、それが間違っている訳ではありません。
ただ単にその人にはしっくり来ないだけかも知れませんし、感覚が育ってないのかもしれません。私の伝え方が悪かったという見方もできます。
ともかく、色々持ち帰って頂き、日常や趣味等で試しながら感覚を育んでもらえたらと思います。
身体の面白さは、言葉で説明して理解してもらえなくても身体を通してお伝えすると、何となく理解してもらえる所です。厳密に言うと理解したような、しないような感じなのですが。
さらに面白い所は身体の持つ多様性、そして答えがないところだと思います。
もちろんその時々の答えはあるかもしれません。ただ、それは固定的なものではなく、あくまでその時点での答えです。
また次の瞬間には変わっているかもしれません。
一生付き合っていくこの身体。
どうせなら楽しく対話していきたいものです。
話が逸れてしまいましたが、今回のイベントをキッカケに皆さんが少しでも我が身に目を向けて下されば有り難いです。
終了後の懇親会も盛り上がり、皆さん色々とご質問して下さいました。私の出来る範囲でお答えさせて頂きました。
ご参加くださった皆様、ありがとうございました!そして主催して下さった石井聡さんには感謝です。重ねて御礼を申し上げます。
0コメント