人々のかたち

こどもの日。


福島の親子の為のリフレッシュツアー(保養)で、ヨガを担当させて頂きました。




こちらは「はちみつ會」さんが主催されている活動です。




以下ホームページより引用

私たちは、福島で起こっていることに対して「何かしたい」という気持ちで集まり、まずは福島の子どもたちのリフレッシュを目的として動きはじめた、町田の ボランティアグループです。

引用終わり





3.11の時、私は当時働いていた職場にいました。大きな揺れと共に、棚の上にあったものが落ちて行くのをただ見ていました。揺れが収まり、広い場所に移動して帰宅。電車が動いているはずもなく、徒歩で3時間弱かけて帰ったのを今でも昨日の事のように覚えています。外では情報が一切なく、家に帰りテレビを観て衝撃を受けたのも鮮明に覚えています。





その後、世の中では復興支援やボランティアに行かれた方が多くいましたが、私自身は募金をするのが精一杯でした。どこかで心残りがありながら日々を送っていて、そんな時にとあるご縁から福島の親子の方達に向けてヨガをさせて頂く機会を得ました。それが今回の「はちみつ會」さんでの活動です。



ヨガをさせて頂いて、スッキリしました、体が緩んで力が抜けましたと仰って頂いた時は、何かいつもとは違う感じの気持ちが生まれてきました。




ヨガの後に、福島の親御さんから現状を聞かせて頂く時間がありました。話は多岐に渡りましたが、特に心に残った事の要点を書いておきます。


・ある日、近所の公園の半分くらいに黒い袋が置かれていた(汚染土なのかはわかりせんが)。子供たちが遊ぶ公園なのに。

・未だに外で布団を干せない(干すのが億劫)。洗濯物もそう。

・子供たちの遊ぶ場を心配する声が多くありました。

・山や海水浴に行けない。

・食べ物も気にかけながら選んでいる。

他にも多くありますが、このくらいで。




今まで直接お話を聞いたことはなかったので、生の声を聴けたことはどんな情報を目に
するよりも貴重な経験でした。




その後はスタッフの方のご好意で、夜のキャンプファイヤーまでご一緒する事に。
火を見ながらバンド演奏が入り、私もタンバリン担当で参加したのはとても良い思い出です。
そして、皆さんの笑顔や笑い声を見て、考えさせられる事が多かったです。




親御さんたちは、口を揃えて保養を続けて欲しいと仰っていました。



様々なご意見があるかと思いますが、共感できる方は「はちみつ會」のホームページを是非ご覧になって下さい。





お声かけ頂いたさとうさん、スタッフ、ボランティアの皆様、そして福島の方々、本当にありがとうございました。