久しぶりの甲野先生の講座アシスタント

報告が遅れましたが、一昨日9/7は新宿朝日カルチャーセンターで行われた甲野善紀先生の講座でアシスタントに入らせて頂きました。
アシスタントに入るのはおそらく数年ぶり。
新宿朝日カルチャーセンターは以前一度だけアシスタントに入った事があったが、都会の迷路を彷徨った経験があったので今回は早めに行って事なきを得た。
あの辺はいつ行っても慣れない。
会場について、カルチャーセンターの方に案内して頂き甲野先生の控室へ。
約半年ぶりに甲野先生とお会いして、講座が始まる時間までお話と研究稽古を行う。どこでも稽古が始まるのが甲野先生なのです。
最近の気付きを説明して頂いて先生に触れると、先生の腕がフッ、フッと消えていくのを感じる。今まではまだ捉えどころがあったが、今回は捉えたと思ったらフッと消えての繰り返し。あの消え方は今まで感じた事がなかったので、とても刺激になったし学びになった。先生はソの字立ちや豹撃の感覚だと言っていた。この時の感触はまだ手にハッキリ残っているのでかなり稽古になっている。
稽古の面白いところは、余韻があり忘れた頃にハッと色々気付く事があるという事。それくらい身体は普段考えているし、覚えている。
講座後も控室で研究稽古。時間にしてトータル10分位だったと思うが、かなり濃密な時間だった。
 
帰りも電車で途中までご一緒して頂き、色々と話をする。
その少し前、電車に乗る為に新宿駅に入って少しすると、僧侶の方が托鉢をしていた。先生は人生の税金と仰ってお布施をし、私もそれに倣った。まず、先生が低頭して僧侶の方が真言を唱えながら金剛鈴を鳴らす。
その光景が、新宿の人の多い雑踏の中でポツンと立ち現れたのがとても印象的だった。
映画のワンシーンの様な情景。
この絵はいつまでも覚えている事だろう。