夏の身体

暑さにもだいぶ慣れてきたが、今度は冷房に慣れなくなってきた。 冷房の空間にいると大抵身体がだるくなる。気温が高い日は、建物の中との温度差は10度近くなるんじゃないだろうか。そうなると身体が悲鳴をあげるのも無理はない(稽古だと思えば別になんともありませんが)。



身体も鈍感な時期と敏感な時期があるようで、今は敏感な時期にいるよう。なぜかと言えば、最近特に左右の感じの違いがハッキリと分かるからである。頭から肩甲骨にかけては右が虚してて、背中から腰、腿までは左が虚、そこから下は右側虚、と言ったような感じ。



昔、ダイの大冒険という漫画の中でフレイザードという体の半分が氷で半分が炎という魔物がいたが、まさにそんな感じ(笑)。ただ、稽古する時にはその左右の感じが手掛かりになっているような気がする。動きを工夫していたら、虚している感覚の所からジワーッと温かみのあるような感覚が湧いてきて、その感覚のままいるとだんだん実と虚の境がわからなくなって馴染んでくる。そうするとより腕を使う感じがなくなって、体の動きがそのまま手を動かしている感覚になってくる。これは、より無駄な力みを抜いていくには良い稽古のように思う。



この間、柔らかく動く稽古をしていてこの感覚で動いたら、終わった後にかなり体調が良くなっていて驚いた。その後のヨガでは最後のシャバアーサナの時に手がサラサラしていて、「このサラサラ感久しぶり!」とちょっと感慨深くなった。このサラサラは野口整体の方の操法を受けさせて頂いた時や、あるヨガの先生のクラスを受けた後になったもので、身体が整う1つの目安のようなもの(と勝手に思っている)。




私も、この整った感覚を生徒さんや参加されている方にお伝えできるように更に精進していきたいと思います。稽古の面白さの1つは、始まりと終わりで自分が変わっている事。身体が変わると心も変わる。そしてそれは日常でも活きてくると思います。来られた方の中には、ここをキッカケに日常の動きを工夫されて報告してくださる方や、ヨガを通じて浅かった眠りが深くなった方、新たに生まれた感覚を喜んでくださる方、自身の仕事に応用されている方など様々です。



そんな身体と心が整う稽古を目指していますので、気になる方はご参加下さい。



現在、
火曜【瑜伽(ヨガ)】
木曜【武術を活かす身体操法】
日曜は両方行っています。


そして18日、25日の土曜日は杖術会が行われます。こちらの杖術は杖の貸し出しもしておりますので、杖が気になる方はどなたでもご参加いただけます。詳細はこちらから。