気付けば明日から師走に入る。
何か年々一年が早く感じるような気がする。
最近はツイッターでも書いたが、体術に関しては「魚影(ぎょえい)」の動きが生まれた。
これは以前、金山さんと稽古させて頂いた時にもお伝えした事があったが、そのさらに進化版。
両腕(鎖骨、肩甲骨辺りから)の感じが、魚が水中に漂っている感覚になっている。これは色々な方にお話しして纏まってきた理論だが、池にいる魚は遠目では止まっているように見えるが、近づいてよく見ているとその場に漂っている。これはつまり、絶えず動いているという事。居着いていない。そして小石か何かをその池に投げれば、忽ち魚たちはその場から消えてしまう。これを腕に例えると、出した手を構えている状態は実は止まってしまっている(遠目で魚を見ている状態)。それを見た目では動いていなくても感覚で漂わせる(近づいてよく見ている状態)。この漂わせるのが一つのミソかもしれない。それが、動く瞬間(相手が何かしてきたりする)をキッカケに(小石を投げた状態)パッと動く。この時、ある意味で腕は体幹や脚部と分離している。というのも腕が魚になっているので、腕が自発的に反応して動くために、自分(脳みそ)にとっては不意な動きとなる。腕(魚)がパッと動くため、体幹部がそれに着いていく、もしくは引かれていく感覚で出ていく。その結果、力の流れがぶつからず相手に入っていくというもの。
自分で書いていてなんだかよく分からない(笑)けど、ここ最近は発力のあり方を色々と検証している。
ただ、これと同じくらい重要と思われるのが、接触面のあり方。これはまたの機会に。
スポーツ等にも活かせられる技術が武術にはあります。競合いや相手を抜くときの感覚等々。
興味のある方は稽古会に是非お越しください。一回稽古制です。
詳細は12月の講習日程をご覧下さい。
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