雪解けの日
先日、甲野先生の講座のアシスタントをさせて頂く機会があった。
先生に会うのは久しぶりだったので緊張もあったけど、やはりお会いすると何か解放される。先生のお話が春の雪解け水が根に沁み込んで行くように沁みてくる。
いつもの事ではあるが、学びが大きかったし、気付きも多かった。
講座の後に介護をやられている方が私の所へ動きを教えて欲しいと来た。先生は他の方とお話しされていたので、アシスタントで来た甲斐があったと思い、色々とお伝えした。密着の皮膚密度を濃くしたり、起こそう、立たそうとするのではなく自分が向き変わる、立ち上がる感覚を使うと起こしやすいし立たせやすい事をお伝えした。手の形や腕を使わない感覚もお伝えして、「介護の事を聞きに来たので、聞けて良かったわ。忘れないうちにメモして、帰って練習してみます。」と仰って頂き、嬉しかった。
そして、講座の後の稽古。身体が活き活きして考えて、そして整っていくのを感じる。少しでも油断すれば崩されてしまうし、今までのやり方では簡単に崩されてしまう。身体が細胞レベルまで工夫して活性化するのは、先生との稽古の恩恵。こうしてみると、本当に身体というのは不思議で面白い。ずーっと漠然とした不調があったのが、どこかへ行ってしまった。
「井上持ち」と先生に命名して頂いた持ち方も、更に工夫して触れた瞬間の崩しを目標に研究稽古していきたい。ヒントというか方向性のようなものを教えて頂いたので、その灯火をもとに精進しよう。
気付いた事などは、講習会でもお伝えしていきますので、よろしくお願いします。
とても濃い〜1日でした。
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