杖の可能性と気付き

昨日は「杖で身体感覚を拓く」の講習でした。


お越しくださった皆様、ありがとうございました!今回は杖って何ぞやという所から、杖に慣れる動きや、脚の使い方、技では巴や水車をご紹介させて頂きました。途中、身体操法や体術などにも自然と入ってしまい(笑)私らしいといえば私らしい講習会となりました。


昨日来てくださった方は杖を使うのは初めてという事でしたが、覚えが早かったと思います。杖ははじめは持つ手の向きや構え、どちらの足が前か等複雑で混乱しやすいのですが、着実にこなして下さいました。動きに対しても集中して取り組んで下さり、1つの動きに30分弱くらいは無心でやっていたのではないかと思います。


途中、体術や身体操法をやる流れになり、そこでも不思議ですねとか、面白いとか、違う稽古で早速やってみますとこちらも喜んで頂けて何よりでした。


ちょっとした所のちょっとした縁を感じた講習会でした。このご縁に心から感謝です。


次回は4月15日(土)を予定していますので、興味を持った方は是非ご参加下さい!




講習後、夜に1人で稽古していて気付きがあった。以下メモを貼り付け。
剣術等の脚の抜きの引き上げについて気付きがあった。歩法として前へ進む時は、膝から下を足払いされた様に上げてから腿から上は引き上げる様に浮木をかけて進んでいたが、今日気が付いたのは両足の膝が崩れ落ちる様にするとより歩法が脚、腰から動いて行ける事。この時鳩尾から上は極力動かない。動くといわゆる「つんのめる」形になり重心が極端に爪先に行ってしまい、ただ転ぶ形になってしまう。重心も上がってしまう。ここで上前腸骨棘の意識と股関節の位置が大事。この何となくの意識が重心を下げて脚から動く感覚を養ってくれる。両膝の崩しによって腰、肚がグワッと前に出てくる。この時の肚腰の使い方によって動きが大きく変わる。この時に肚が練れてないと、「つんのめる」形になってしまう。この両膝の崩しの時は甲野先生の水面走りの時の様に足を半身より真横に開いて動ける。両膝の崩しの瞬間に人間鞠を入れると尚動きに力みが無く動ける。
人間鞠は3月18日のときわ台の時に、Yさんからうさぎ跳びは楽にできるかという質問を受けた。その時に人間鞠を応用すれば楽になるのではと答え、実際にやってみたら楽だった。ここからまた人間鞠の不思議さに気付き、今回の両膝の崩しにも応用してみようと思い、試みた。
メモなので文章がぐちゃぐちゃですが、一応記録として。