一周回って

施術に関して、一周回った実感があった。


別に一周回って施術している訳じゃない。


まだ始めて6年だが、その間、色んなやり方を試行錯誤した。身体を痛めたことも多々あった。それは身体が教えてくれているので、この方向性は違うなと認識できた。



そんな風に色々とやってきて昨日フト、あ、一周したと感じた。それはすごく調子の良い時にやっていた感覚のやり方だった。やはりこういう事かと腑に落ちた。


よく稽古では、螺旋状に質が上がっていく様になる事を言う。単なる反復稽古ではなく、質を上げるための稽古。



その過程で、前にやった内容がすごく新鮮に感じられて、あぁそういえば前にもこんな事言ってましたねぇという状態になる事もある。その時の「こんな事」と、前にやった時の「こんな事」では質が違う。施術関しては、6年経って初めてその事を感じた。



そして、その気付きの前後にもう1つ気付きがあった。それは、身体の柔軟性が増すほど、詰まっている箇所が顕著になるという事。それがどうにも探し出せなかったから今までかなり不快な感じだったけど、そこの箇所に気付いて詰まりを取っていったら、気持ちいい!身体のバランスの状態も良くなり、心も変わってきた。ヒモトレのもそうだが、身体のほんのちょっとした事が大きな違いになっていくのも身体が持つ不思議さと面白さの1つだ。


明日で歳を1つ重ねるが、その前にこれらの事に気付けてよかった。1つ歳を重ねてからも更に色んな側面から身体を観ていきたいな。