最近は道場の手直しやら、稽古会やら、仕事やらでなかなか忙しかったが、その中で流れるように自分の位置が腑に落ちてきた。
自分の位置とは、どのように今後動いていけば良いのかとか、講習の機度間がしっくり来るようになってきた事。
それはなかなか言葉では言い表せられないが、確かに変わってきた事だ。
道場を持つという事で、やはりそこの顔になる訳だから、それなりのものは持っていなければならないという自覚というか覚悟はある。そんな道場もまだ正式に開いたわけではないが、ご縁のある方々に来ていただき、段々と道場の場ができてきたり流れが良くなってきている。
稽古会でも、より身体感覚を掘り下げていけるように動きのある程度の法則は伝え、そこからは自身の感覚に委ねていくような講習の流れとなっている。そうするといつの間にか研究会のような流れになる場もあり、これはこれで皆深めていけるので良いと思う。武術的身体操法の方はそうなってきているが、ヨガの方は、まだまだそうはいかない。しかし、いつかは研究会スタイルを作りたいし、そうやって探究心のある方とのご縁も大事にしたい。
稽古されている方には、50代から始められて、10年弱参加されて、動きも雰囲気も劇的に変わった方もいる。その方はやはり、日常でも自身の身体について考えられていて、そういった探究心が、その方の身体や心を変えていったのは言うまでもない。
来年からスタジオ兼道場が始まるが、間口は広くしてある。様々な方に武術の身体操法やヨガを知ってほしいからだ。初心者の方ももちろん大歓迎だ。続けていただけるならなお嬉しい。ただ、その時に私が特にお伝えしたいのは、日常に落とし込んでいってほしいと言う事。いつも言っているのだが、稽古は稽古、そこで終わったらもったいない。せっかく自分の身体を観ていくキッカケができたのなら、フトしたときにでもいいので、自分の身体や感覚を見ていってほしいなと思う。
少なくとも私は、師からその事を学ばせて頂き人生が変わった。それほどに不思議で面白い世界だから。
というわけで、これからご縁のある方々にも、そういった自分の内に持っている不思議さ面白さをお伝えしていけたらと思う。
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